
雨水を貯めて、庭木の水やりや掃除などに再利用できる雨水タンク。近年は、水道代の節約や環境への配慮に加え、災害時の備えとしても注目を集めています。ゲリラ豪雨による雨水の流出を軽減する効果も期待でき、家庭用から業務用まで、さまざまな場所での活用が広がっています。
今回の記事では、雨水タンクを設置するメリットや選ぶ際のポイントを解説し、おすすめ製品も紹介します。導入を検討している場合には、ぜひ参考にしてください。
雨水タンクとは?
屋根に降った雨水を集めて貯めておくための設備です。多くの場合、雨どいに接続して雨水を取り込み、タンク内に貯水する仕組みになっています。貯めた雨水は、灌漑や庭木、花壇への水やり、洗車、トイレの流し水、打ち水などに利用できます。
家庭用のコンパクトなものから、業務用の大容量のものまで、サイズや容量はさまざまです。設置場所や用途に応じて選べるため、一般住宅の庭先はもちろん、公共施設や事業所、農地などでも幅広く活用されています。近年は、水資源の有効活用や環境保護への意識の高まり、防災意識の向上などを背景に導入する家庭や施設が増えています。
雨水タンクを設置する4つのメリット
雨水タンクを設置することには、さまざまなメリットがあります。
ここでは、代表的なものを紹介します。
災害・断水時の備えになる
普段は植栽への水やり・灌漑・洗車、打ち水など雑用水として利用し、災害や断水などで水道が使えなくなった際の生活用水として役立ちます。
雨水はそのままでは飲用に適しませんが、RO(逆浸透膜)による浄水や適切な消毒などを行い、安全性を確認することで、非常時の飲用水として活用できる場合もあります。いざというときの備えとして、貯水しておける安心感は大きなメリットです。
豪雨時の雨水排出を抑える
雨水を一時的に貯めておくことで、大雨の際に下水や側溝へ一気に流れ込む雨水の量を抑える効果も期待できます。近年増えているゲリラ豪雨による浸水リスクの軽減にもつながり、地域の治水対策の一助となる点も見逃せません。
環境保護に貢献できる
雨水を有効活用することは、限りある水資源の節約につながり、環境保護に貢献できます。水を大切に使う暮らしは、環境への負荷を減らすことにもつながります。手軽に始められるエコな取り組みとしても注目されています。
工場・公共施設などでは水道使用量の削減につながる
雨水を雑用水として活用することで、水道水の使用量を抑えられます。特に、日常的に大量の水を使用する工場や公共施設、商業施設などでは、雨水の利用量も多くなりやすいため、導入効果を得やすいでしょう。
雨水タンクを選ぶ際のポイント

雨水タンクは、製品によって容量やサイズ、機能などが異なります。自宅や設置場所に合ったものを選ぶために、押さえておくべきポイントを紹介します。
設置場所に合わせた容量を選ぶ
まず確認したいのが、タンクの容量です。容量が大きいほど多くの雨水を貯められますが、その分サイズも大きくなり、設置にスペースが必要になります。庭木への水やりが中心であれば家庭用の小〜中容量のもので十分ですが、畑や広い庭で多くの水を使う場合や、災害時の備えを重視する場合は、大容量のタイプが適しています。使用目的や使う水の量を踏まえて、適切な容量を選びましょう。
設置のしやすさ
雨どいへの接続や組み立ての手間も、選ぶ際のポイントです。製品によっては、専門的な工事が必要なものもあれば、比較的手軽に設置できるものもあります。自分で設置したい場合は、取り付けが簡単なタイプを選ぶとよいでしょう。設置方法や必要な作業について、事前に確認しておくことをおすすめします。
機能・使いやすさ
貯めた雨水を使いやすくするための機能にも注目しましょう。水を取り出す蛇口の位置や使いやすさ、ゴミや落ち葉の混入を防ぐフィルターの有無、あふれた水を排出するオーバーフロー機能などがあると、より快適に使えます。また、掃除やメンテナンスのしやすさも、長く使ううえで大切なポイントです。
【雨水タンク】おすすめ製品を紹介
弊社が取り扱うおすすめの雨水タンクを2つ紹介します。設置スペースや用途に応じて、最適な製品をお選びいただけます。
ガーデンオアシス

機能性を追求した本格的な雨水タンクです。容量200Lと、一般的な一軒家にも導入しやすいサイズで、弊社の雨水分流除塵器と併用することで、より質の高い雨水利用が可能になります。
タンク本体はポリエチレン製で、水位計も備えているため、貯水量をひと目で確認できます。庭先に無理なく設置でき、家庭での本格的な雨水利用を始めたい場合におすすめの製品です。
主な特徴
・タンク底部から雨水を抜き出す構造のため、水の滞留部がなく、泥土などの沈積が生じにくくなっています。
・2つ以上のタンクユニットを連結することで、必要な貯水量に応じて容量を増やせます。
・耐震等級2(KH=1.5)に相当します。
ガーデンオアシスの詳細はこちら
レインボックス

大容量(1000L)の地上設置型タンクです。連結が可能で、連結する個数によっては、小さな貯留槽から大型貯留槽並みの貯留容量まで柔軟に対応できます。これまでの最大連結数は20台(20,000L=20t)です。
主な特徴
・紫外線による藻の発生を防ぐため、黒のタンクにこだわっています。
・タンクの連結が可能です。
・水位計・エアー抜き・流入口・オーバーフローの位置は任意(指定可)です。連結使用の場合、水位計は1個となります。
・耐震等級3(KH=2)に相当します(タンク本体とは別に、耐震用の金具のご購入が必要です)。
レインボックスの詳細はこちら
雨水タンクを活用してみては
雨水タンクは、屋根に降った雨水を貯めて再利用できる設備で、水道代の節約や災害時の備え、豪雨時の雨水排出の抑制、環境保護など、さまざまなメリットがあります。選ぶ際は、容量や設置スペース、設置のしやすさ、機能面などを踏まえ、自宅や用途に合った製品を選ぶことが大切です。
弊社では、家庭で導入しやすい「ガーデンオアシス」や、大容量で連結もできる「レインボックス」など、幅広いニーズに対応した製品をご用意しています。雨水タンクの導入をご検討中の場合には、ぜひお気軽にご相談ください。
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