水抜用逆流防止弁 DV50N/DV75

水抜用逆流防止弁 DV50N/DV75

ハンドホール、電線共同溝、情報ボックス内の水を排出し、地下水の侵入を防ぎます。

特徴

  • 構造が簡単で機能障害が起きにくく耐久性に優れています。
  • 排水量が大きく止水性に優れています。
  • 長さ調整が可能です。
  • 後付け施工が可能です。
  • メンテナンスできます。

材質、性能及び寸法図

DV-50N〈開閉式〉

各部名称

dv-50n各部名称

寸法図

dv-50n寸法図

材質・性質

弁筺質ABS樹脂
弁体材質シリコーンゴム
弁体寸法φ59.5 × H60
O リングシリコーンゴム
フィルター不織布
目皿ABS樹脂
排出量水頭差100mmの場合
8ℓ/min

DV-75〈フロート式〉

寸法図

dv-75寸法図

材質・性能

外寸法DV-75(φ112)長さ100mm以上
弁筺質ABS樹脂
弁球材質NBRゴム+フェノール発泡体
弁球寸法DV-75(φ60)
ゴムパッキン合成ゴム(EPT)
目皿ABS樹脂
排出量水頭差100mmの場合
30ℓ/min

後付け施工手順

  1. ハンドホール設置地点の地下水位が低い事の確認(施主及び発注者)
    ※DV-50N/DV-75施工上の注意参照お願いします
  2. HH内の水抜きと清掃
    ※ポンプ使用の際の騒音、廃棄水の捨場に注意 ➡施主及び発注者に確認して下さい。
  3. コアカッターによる底盤コア抜き
    ※DV-50N=φ75mm以上 / DV-75=φ100mm以上
  4. エポキシ系接着剤での固定
    ※参考 積水ドレンタイト10kgセット
        コニシ水中ボンド(ホームセンターなどで小口製品あり) 等
  5. 接着剤の固化の確認(半日程度の養生)
  6. 鉄蓋及び目地部、配管からの漏水が無い事を確認
  7. 他工種へのお引き渡し
後付け施工

施工上の注意

  1. 地下水位について
    DV-50N/DV-75は自然透過式です。地下水位がハンドホール底部より常時高い場合は排水されませんので設置の効果がありません
    地下水位につきましては発注者とご協議願います。
    ハンドホールの設置場所が、微妙な水位変化(水頭差が0に近い状態)のある場所では、弁体から若干漏水する場合があります。
    万が一、常時水位の高い場所に施工してしまった場合はエポキシ系のボンドで埋め殺ししていただくか、弊社にて止水キャップのご用意があります(DV50Nのみ)。ご使用ください。
  2. 土質について
    粘土質の様な場合には砕石を出来るだけ厚く敷く等、排水を考慮する対策が必要です。
    砂質度の様な場合には排水による地盤沈下の可能性が有るので排水量等を考慮して設置してください。
  3. 現場での製品セット時
    ハンドホール内をきれいに清掃してから接着等を行ってください。
    土砂等が溜ったままセットすると、接着不良・水漏れ・フィルターの目詰まり等の原因となります。
    また、ハンドホール用接着剤等でしっかり固定してください。
    地下水位が一時的に高くなり水圧がかかった際、製品が外れる恐れがあります。

    ハンドホールを移動・設置の際は吊り降ろしにご注意ください。
止水キャップ
  1. 上部シールについて
    上部シールは、配管等の施工完了後にハンドホール内を清掃してから最後に剥がして下さい
    施工前にシールを剥がすと、フィルター内に泥・砂・接着剤等が入り、不具合が生じます。
  2. その他
    弁体等に手を加えて不具合が生じたものにつきましては責任を負いかねます。